9/25 学問に王道あり-2 | 勉強もたまには教える数学塾

9/25 学問に王道あり-2








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前回(9/18)は、私たちの無意識層にへばりついて勉強へのとりくみ方に影響をおよぼす思い込みのトップバッターとして、「勉強の時間は多ければ多いほどよい」というものを取り上げたが、大事なことを書き忘れたので補足させていただく。


それは、上記の思い込みを捨てていただき、すなわち勉強時間を意識するのをやめていただき、そのかわり、「今やっている勉強で、マスターしたいのは何か?」と、「そのときの目的」をハッキリ意識していただきたい、ということなのである。

目的を意識することで、勉強は自然に効率的になり、学問の王道に近づくでありましょう。


では、思い込み-2のおはなしをさせていただく。

思い込み-2は、「究極の目的はテストでよい点をとることであるから、ふだんの勉強でも正解を出すことが最も大事」、つまり「結果がすべて」という思い込みである。


勉強の究極の目的はテストでよい点をとることだけではないよ、などとキレイごとを言うつもりはない。

そんなことを言っても、努力してもよい点がとれずに悩んでいる方には何の助けにもならない。


この思い込みのマズイ点は、正解を喜ぶところまではよいのだが、誤答を忌み嫌い、これを無視して反省材料としないことになり易いことである。

「失敗は発明の母」とか、「失敗に学べ」ということばを持ち出すまでもなく、二度とおなじ間違いを犯さないために、誤答した原因を探り、自分は何を間違えたか、あるいは何を知らなかったかを明らかにして、知識を補強しておくべきであり、そうすることで実力は強化される。

正解の答案から学ぶことは何もない。


ま、あたりまえのことで、あらためて申しあげるのも気がひけるが、この駄文をお読みになってハッと気がついていただく方がひとりでもおられれば幸いでアリマス。



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