9/18 学問に王道あり-1 | 勉強もたまには教える数学塾

9/18 学問に王道あり-1








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「学問に王道なし」

とは有名なことばだが、このことばから、「学問すなわち勉強とは、努力を要求されるもの、つらいもの。」というイメージが連想させられる。


このイメージにマインドコントロールされて知らず知らずのうちに勉強嫌いになってしまった方もおられるのではないだろうか。

このように見てみると、このことばはかなり罪深い。


これ以上勉強嫌いさんをふやさないために、そして、従来からの勉強嫌いさんを重症化させないために、あえてこのことばに反抗して、

「学問に王道あり」

とご提言申しあげる。


ご提言申しあげるからには、それなりの根拠がなければならない。

根拠は、勉強にも省エネなやり方、すなわち、より少ない努力で同じ効果をあげる方法やとりくみ方がある、ということである。


たとえば、我田引水であるが、弊ブログ「05/5/15 効果的な一夜づけ暗記法」に、暗記ものは短時間にこま切れにして他の教科とかわりばんこにやり、寝る直前に暗記ものの総復習をする、という効率的な方法をご紹介している。


このような方法論としての勉テク(変な造語をして叱られそうだが)だけでなく、私たちの無意識層にへばりついて勉強へのとりくみ方に影響をおよぼす思い込みにもスポットをあててみようと思う。


その1は、学問に王道なし、を地でいく思い込みで、勉強はひたすら努力とばかり、「勉強の時間は多ければ多いほどよい」というものである。

人間はひとつのことに集中できる時間に限りがあり、その時間内に集中して勉強するほうが、だらだらと長時間やるよりも効果的なのはちょっと考えてみればすぐわかることなのだが、この思い込みはけっこう多い。


さらにこの思い込みのよろしくない点は、自責の念にかられ易いことである。

3時間勉強するつもりが2時間やったら頭が痛くなってやめてしまった場合、

「勉強時間が1時間も少なくなってしまった。これではだめだ。私はなんて意志薄弱な人間なんだろう。」

と自分を責めてしまいがちになる。


そんなくだらんことで自分を責めたら、自分がかわいそうだよ。

自分というものは、この世界でかけがえのない大事な存在ではないだろうか。

(自分よりヨン様のほうが大事、と思っていらっしゃる方もおられるようだが)

その大事な自分にかわいそうな思いをさせるような思い込みはさっさと捨てていただきたい、と思う。


今回はここまで。

思い込み-その2は次回に。



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