8/27 数学・別解4 | 勉強もたまには教える数学塾

8/27 数学・別解4

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前回に引き続き、4つ目の別解をご紹介申しあげる。

【問題】
前回の別解-1
上の図において、二等辺三角形ABCで、
底角∠B,∠Cの二等分線が辺AC,ABと交わる点をそれぞれD,Eとする。
このとき、
EB=DC
であることを証明しなさい。

[別解4]
05-8-27 別解4
BC=a, AB=AC=b とする。
CEは∠ACBの二等分線なので、
三角形における角の二等分線と線分の比との関係から
BC:AC=EB:AE
すなわち a:b=EB:AE・・・・①
また AE=AB-EB=b-EB・・・②
①,②より
a:b=EB:b-EB・・・・・・・③
よって a(b-EB)=bEB
展開して ab-aEB=bEB
EBについてまとめると
ab=(a+b)EB
a+b≠0であるから EB=ab/(a+b)・・④

BDは∠ABCの二等分線なので、前記と同様に
BC:AB=DC:AD
すなわち a:b=DC:AD・・・・⑤
また AD=AC-DC=b-DC・・・⑥
⑤,⑥より
a:b=DC:b-DC
前記の③から④までと同様な変形をおこなうと
DC=ab/(a+b) ・・・・・・・⑦

④,⑦により
EB=DC

この別解は、前回申しあげたように、現行教科書の内容を超える。
しかし、ご紹介したすべての解答の中で最も美しい解答だと小生は思うのでありますが、貴下は如何?

なに? すべて美しくないって?
退場を命じます!

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